ときめき |
2007年9月22日 23時36分
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甘く暖かい感覚が、身体に浸み込んで行く。
それは雪のように柔らかく降り積もって、雪とは違い触れても消えない。
あの人の名前を呼ぶ度に。
あの人の姿を見る度に。
あの人の声を、聞く度に。
それはどこからか生まれて、確かに降り注ぐ。
どうしてそんなにも、ぼくに優しいのだろう。
どうしていつも、ぼくの望みを叶えてくれるのだろう。
ぼくだけに優しいなんて、馬鹿な自惚れはないけれど。
優しくされる資格なんてないぼくにも、彼は優しい。
ぼくが予知によって突然現れても、気味の悪い顔一つせず笑ってくれる。
ぼくの所為で嫌な目にあっても、ぼくとまた会ってくれる。
ぼくを。
友達と、言ってくれる。
それは感動に似た、小さな胸の震え。
―――――ぼくは、あなたが、とても、好きです。
//21歳
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