あとの祭り |
2007年9月7日 03時29分
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気付いた時には、大抵が。
もう、遅い。
未来は選択によって変化する。
すぐ先の未来ほど変わり難く、時間が開く未来ほど変わり易い。
それはその未来が来るまでに、幾つの選択が可能かで変わるのだ。
選択は無限にある。
一歩踏み出すか、踏み出さないか。
目を開けているか、閉じるか。
たったそれだけの選択でも、未来は時に変わる。
もちろん変わらない時もある。
そう。変わって欲しい未来ほど、何をどうしても、変わらないのだけど。
「――――――――・・・・」
ああ。
どうして。
どうして、こんなことに。
「・・・・、・・・・・・・・、・・・・・・」
声が、出ない。
立っていられなくなって、その場にへたりこむ。
絶望に心が塗り潰されて、ただ涙だけが、頬を伝った。
ぼくは選択を間違えた。
知っているのに。
わかっているのに。
先がどうなるか、理解していたはずなのに。
どこで変わってしまったのだろう。
どこで、間違えて、しまったのだろう。
どこで。
こんな未来に、してしまったのだろう。
「・・・っ・・・・・・・・」
ああ。
ああ、もう、誰か。
誰かもう、ぼくを、殺して。
//22歳?(21歳以降)
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