安 蘭 樹 の 咲 く 庭 で
新着アーカイブ
ゾロ目[2
(2010/11/11 12:51)
マスコット
(2008/5/1 19:04)
多けりゃ良いってものじゃない
(2008/4/30 18:51)
一生懸命
(2008/4/25 18:53)
世界を見下ろす丘
(2008/4/23 18:54)
新着コメント
新着コメントはありません
ブログ内検索
カテゴリー
最初に/設定(1)
21歳以降(70)
16〜20歳(35)
10〜15歳(29)
0〜9歳(6)
その他(18)
月別アーカイブ
2010年11月(1)
2008年05月(1)
2008年04月(12)
2008年02月(16)
2008年01月(5)
2007年12月(25)
2007年11月(25)
2007年10月(31)
2007年09月(30)
2007年08月(13)
チョコレート乱舞!
2008年2月14日 23時41分
右を見ても、左を見ても、前を見ても、後ろを見ても。
「バレンタイン」と「チョコレート」が、目に入った。
流石本番。
と、そんなことを思う。
薔薇を抱えて歩く男の人とすれ違う。
有名チョコレートブランドの紙袋を持った女性のグループが、楽しげに通りすぎた。
男女のカップルが身を寄せ合って歩くのも、多く見える。
こんなに凄かったっけ、と、それが感想だった。
ぼくの記憶の「バレンタイン」は、母さんが父さんに手作りチョコレートを渡す日で。
仲睦ましい両親は、ぼくが居ることを半ば無視してラブラブだった。
だから、かもしれないけど。
バレンタイン近くに繁華街に出た記憶もあまりなくて、こんなにチョコレート商戦が凄いような記憶もなかった。
人並みに甘いものは好きだから、嫌ではない、けど。
甘い、匂いが辺りに充満していて。
くらりと、眩暈がした。
コンクリートの無機質な部屋。
ぼくを囲む白衣の人。
注射針。
響く時計の音。
緩く立ち上る煙。
甘ったるい、香り。
記憶が途切れる、「実験」。
軽く首を振る。
これはチョコレートの香りだ。
それとは関係ない。
「バレンタイン」が溢れる繁華街で、ぼくは一人、喧騒の少ないほうへと歩き出す。
//20歳
コメント(0)
/
トラックバック(0)
|
16〜20歳
|
コメントを書く
名前:
メール:
URL:
コメント:
コメント
トラックバック
トラックバックURL