安 蘭 樹 の 咲 く 庭 で

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その言葉を心に刻んで
「いいだろう。俺に利のある仕事のみ、金を積み立ててやる」

ぼくの決死の交渉を聞いて、「彼」は笑った。
そして頷く。

「その金額がお前の値段になって、尚且つ俺がボスになったら――――お前は自由だ」

賢しいガキ。
そう言っていた目が、違う言葉を写していた。

愚かで浅はかな、道具。

けれど、ぼくにはそれしか。
これだけしか、方法が見つからなかった。
どうすればいいかなんて。
わかるわけが、ない。

ぼくは「彼」が言った、その言葉を心に刻んで、生きた。

嫌でも、辛くても、悲しくても。
ぼくが未来を視て、「彼」が、ボスになれば―――――・・・。



そうしたら、ぼくは自由に。



「オメデタイな、お前は」

「彼」は。
今は「ボス」であるかつての「彼」は、あの時と同じように、笑う。

愚かで浅はかな道具だと、その目はやはり言っていた。



「お前に自由なんて、あるわけがない」



それはあえて目を逸らしてきたこと。
それは気付かないようにしてた、事実。

ぼくは。

「嫌がるお前を使う方法なんて、幾らでもあるんだよ」

ぼくは、嘘でもそれを、信じたかった。



そうじゃなければ、生きられなかったから。









//21歳?
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